アーティストを好きになる最初のきっかけは、当然の事ながら楽曲の良さだろう。メロディーがいいとか声がかっこいいとか…

そして、しばらく経つと、楽曲の印象を通じて、そのアーティストの人となりに想いが向かう。

映像を見たり、インタビューやライナーノーツをむさぼる様に読んだりする。
だんだんその人の事がわかってくると、何故そういう曲を作るのか、何故そういう演奏をするのかが見えてくる。


フィールグッドの特典DVDにリーブリローのロングインタビューがあった。
パブのような所で、黒ビールを飲みながら、終始リラックスした雰囲気で、ご機嫌に話していたが、相手の質問には真剣に耳を傾け、言葉を選びながら真摯に答えていた。
非常に魅力的な表情を持った人で同性の目から見ても、惚れ惚れしてしまう。
時々、口の周りを手で拭う仕草もチャーミングだ。
リーブリローという人は、愚直なほど誠実な人だと思っていたが、その思いはますます強くなった。

ロックは、人柄がもろに出てしまう音楽だ。
リーが、そういう素敵な人だからこそ、フィールグッドの音楽も素晴らしいんだと思う。