少年ナイフに出会ったのは、20年ぐらい前だろうか。
いつの間にか、ロックを勉強的に聴いていた俺に、子どもの頃、ビートルズを聴いてたような、手放しに楽しい気持ちを思い出させてくれた。

一番、CDやレコードを持ってるのも、ストーンズ、ビートルズやフィールグッドではなく、少年ナイフだったりする。

アルバム、ミニアルバム、シングル、また日本、アメリカ、ヨーロッパ盤、それにCD、レコードを合わせると、たぶん50~60枚はあると思う。

ラジオに出れば、リクエストを出し、載ってる雑誌は全て買う。
ライブやサイン会にも、必ず行っていた。
ほんと追っかけですわ。

さすがに最近は、そこまではしないけど、時々聴いて喜んだりしてます。

ちょうど10年前の2001年12月24日に藤ヶ丘で、少年ナイフのライブがあった。
ライブ後、地下鉄の電車に乗ったら、なんとライブを終えたばかりの直子さんと敦っちゃんが子どもをベビーカーに乗っけて、同じ車両に乗って来た!

藤ヶ丘は始発駅(……じゃないね、何て言うんかなぁ、最初にスタートする駅)なので、車両はガラガラ。乗客は俺を含めて、その日のライブのお客が数人いるだけやった。

勇気を出して、近くに座り、話し掛けてみた。
二人は、俺の顔を覚えていてくれたみたいで、どうもって感じで、色々話してくれた。

ファンクラブの会員証にサインもしてもらった。

他のファン(と言っても4~5人やけど)も、握手をしてもらったり、サインをもらったりしていた。

他に乗客がいなかったので、2区間程、すごくいい雰囲気で、アーティストとファンの交流会みたいな物が続いた。

やがて、電車は混み出し、そのまま、みんな黙っておとなしくなった。

そのうち、いかにもクリスマスイブって感じのカップルがやって来て、女のほうが、「ばあ~」って表情で、直子さんの子どもに愛想を振りまき出した。
直子さんが会釈をすると、「私、子どもが好きなんですもの、ちっとも構いませんことよ」って感じで気取ってやがる。

意地悪な俺は、「あ~あっ、世界のスーパースターを相手にしとるとも知らずに、男の前で子ども好きをアピールしやがって……、馬鹿な女だ」なんて思っとった。

まあともあれ、そんな感じやったが、名古屋駅に着いたら、また二人は俺に挨拶をしてくれた。

毎年、イブになると思い出す一生の思い出です。